住まいのなかで、タイル張りの箇所はありますか?
ときに、目地から流れ出る白い汚れを見ることはありませんか?
建築物の表面仕上げとして、タイルにはいろいろな種類があり、それぞれ人気もあります。
陶器質にしろ、磁器質にしろ、1000℃以上の高温で焼成した無機質のタイル。
それはほかの材料にはない強度と安定性を誇ります。
しかし、施工後しばらくしてから生じる汚れは、たとえそれが外的な要因であっても
「タイル自体の汚れなのでは?」「タイルが変質したのではないか?」と
みられることが多いのです。
タイルの汚れの原因はいくつかありますが、冒頭でお話した「目地から流れる白い汚れ」について解説していきましょう。
この汚れは「白華(はっか)」「エフロッセンス」またはその状態から「はなたれ」とも呼ばれます。
内装や水回りなど、水気の多いところに頻繁に見られますが内回りだけでなく、外装にタイルを用いる際にも見らる現象です。
タイルの裏側に水分が入ってしまうと、起こりやすい現象と言えるでしょう。
水は、下地構造体であるセメントの中の石灰を溶かし水酸化石灰になってねじ部から染み出てきます。
それが空気中の炭素ガスと合わさって石灰石となり、タイルを白く汚してしまうのです。
時間がたつと再び発生しますが、「はなたれ」を一時的に取り除く方法もあります。
目地部に十分な水をかけて市販の塩酸(36%)を10~20倍に薄めて洗浄し、ふたたび水洗いをします。
すると、きれいになります。
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